【B-9】 小 清 水 峠 → 野 上 峠 踏査報告 踏査地図 |
山行日:H23年3月14日(月) 参加者:CL:増子麗子、SL:京極紘一、記録:植田惇慈、装備:板垣望 このコースは、是非私にと声を掛けて頂き、担当させて頂ける事となりました。お引き受けしたものの、私はGPSの操作をマスターして居らず如何したものか…と、考えた末に持っているGPSを札幌の鈴木貞信さんへ送りルートをダウンロードして貰い送り返してもらった。 又、植田さんより日程調整し参加できる事になったと連絡があり、心強い。 前日、13日の宿を‘MASUKOロッヂ,を利用して頂く事とし、夜は北見のホルモン屋さんで明日の山行の無事終了を願いながら夕食会をする。 3月14日(月)7:10‘MASUKOロッヂ,出発。野上峠に下山用の車を置き藻琴峠へ戻り、9:20いよいよ出発です。しばらくは道路に沿って歩き途中から樹海の中へと入って行きます。顕著な尾根は無く、地図とGPSとコンパスが頼りです。急な登り下りは無く淡々と進みますが、ルートファインディングが難しいところです。しかし私の心配をよそに板垣さんもGPSに詳しい方でGPSの記録は植田さん板垣さんにお任せです。京極さんは人間GPSである。「僕もGPSはまだ使いこなせなくてー」と、言いながら地形を見ながら地図とコンパスでどんどん先頭を行きます。凄い「山の勘」です。さすが山を多く経験されて居る方だなーと思いました。 樹林の密度が思っていたほど無く歩きやすい。スノーモビルの跡が私達のルートとほぼ同じに通っていて、古いが赤テープも見られた。この赤テープは必ずしもスノーモビルの跡ではないので、以前にこの分水嶺を辿った人が居た?意外な人の気配に、人が入らない密林のイメージが払拭されていった。 植生は、藻琴峠付近は笹と岳樺に所々にトドマツ、樹林の中に入るとエゾマツ、ミズナラ、イタヤカエデ、ミネカエデ、ヤナギ、ニレ等。以外に樹齢意○百年と思われる太いイチイが見られた。驚いたのは鹿の食害が酷いことでした。いずれは枯れてしまうのだろうと危惧されました。 男性陣は休憩時間が早い、トイレも早いものである。私は付いていくのに必死で喉がカラカラとなり休憩を請求し、水分補給さあーと、思いきや直ぐそこに終点野上峠の舗装道路が見え、藻琴峠~野上峠踏査を無事終える事が出来たのでした。 最後に、皆さんのお力添えを頂き、終える事が出来たのだと感謝致します。 有難うございました。 |
(文:増子麗子 写真:植田惇慈) |
① 小清水峠 |
② 小清水峠スタート |
③藻琴山をバックに |
④ 鹿の食害樹林帯 |
⑤野上峠着 |
⑥ 野上峠 |