【B-10】 野 上 峠 →  清 里 峠

踏査報告書

踏査地図


【踏査日】:H23年3月19日~20日  
【天 候】:晴れ・積雪1m
3月19日 野上峠へ車をデポし
      9:00 清里峠着 
      9:30 清里峠出
     16:10 C1設営  
3月20日 
      6:20 C1出発
      8:17 釧北トンネル  
     12:55 土場
     13:25 野上峠着 
【参加者】 L植田 惇慈、植田  拓史(申請中)
 


 思いのほか早く清里峠着し行動開始できました。空模様は終日曇天で裏摩周湖から離れる・605あたりまでは風も強く寒い。摩周湖は凍結していず寒々しく、進行方向に見える屈斜路湖は前面凍結して真っ白でした。
両方の湖を一度に見渡せるのはこの分水嶺踏査の魅力と思いました。
森林帯では2度ほどルートを外しかけたが、拓史君の地図読みで修正させられました。当初2泊3日の予定で行動するつもりでしたが、早いスタートが切れたので途中から1泊で踏査完了を目指しました。日没を考え16:10 C1設営しました。
 2日目は6時20分出発し早い時間に釧北トンネル通過を目指しましたが、森林帯が深いこと、子尾根が入り組んでいること、そして途中から森林伐採のための林道が入り組む箇所もありトンネル通過後も分水嶺チェックに時間がかかりました。

・422を10:25分通過し、子尾根通過など踏査ルートの軌道修正を繰り返していましたが、目印にしていた電波塔を拓史君が遠望して見つけてくれたことで位置と目指すべき方向がはっきりと定まりました。途中土場からは真っ白な斜里岳も眺望でき明るい陽射しのなか、自分は1週間ぶりに野上峠に降り立ちました。13:25分でした。
分水嶺距離19.6Km、2人で山スキー利用だったので迅速に行動でき日程も短縮できました。 これで小清水峠~野上峠~清里峠の分水嶺30Kmをつなぐことが出来ました。会員の皆さまに感謝申し上げます。

以下何点か気のついたことを列挙します。
〇 GPSでも判断に迷う小尾根や入り組んだ林道など通過時、コンパス片手に行動中     絶えず冷静に地図読みすることの大事さを再認識しました。
〇 2日目陽が高くなってからの雪はシールに張り付き、まるで足駄を履いているよ     うで行動に支障 をきたすことを感じ、時期的にはぎりぎりの選択でした。
〇 一週間前に小清水~野上峠を歩きました。分水嶺踏査の感覚を取り戻すのに
  大変に役立ちました。              (文・写真 植田惇慈)


① 野上峠

② 分水嶺上の樹林帯

③ 摩周湖を望む

④ 裏摩周

⑤ テン場

⑥ 斜里岳を望む

⑦清里峠