自然児学校(子供サマーキャンプ)

■日高山脈山麓で子供たちに自然体験を■

 北大山スキー部OBで、北海道支部の向井成司・元副支部長=新冠町=と新冠山岳会(現新冠ポロシリ山岳会)の松本健代表=新冠町=らが日高山脈山麓で行っていた「ユートピア自然児学校」を母体に、支部として子供たちに自然体験を深めてもらうため、1998年、「自然児学校」(後に「子供サマーキャンプ」と改称)を開催することを決める。

 2000年8月、新冠山岳会が管理していたイドンナップ山荘を中心に第1回自然児学校を計画し、以後毎年夏に新冠町や日高町などで、支部会員らが講師となって小中学生らに3泊4日や2泊3日でキャンプや登山、ツリークライミング、野菜収穫やパン焼きを体験する機会をつくって、2018年の第19回まで続いた。2015年の第16回には、子供32人(保護者4人)が参加するなど過去最多の参加規模となった。

日本山岳会北海道支部会員が日高山脈山麓で長年、子供たちに自然体験を積んでもらうために行ってきた取り組みの様子