雌阿寒岳登山規制

 札幌管区気象台の「噴火警報」発表で雌阿寒岳の噴火警戒レベルが「1(活火山であることに留意)」から「2(火口周辺規制)」に引き上げられたことをうけて、山域を抱える釧路市は9月15日午後3時20分、6合目からポンマチネシリ火口までの範囲の立ち入りを規制を発表し、登山道も規制対象となった。

 気象台は、ポンマチネシリ火口から約500mの範囲では、噴火に伴い弾道を描いて飛散する大きな噴石が飛ぶ可能性があり、風下側では火山灰や小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあると警戒を呼び掛けている。

 16日には同火口内とその周辺に火山灰の堆積を確認、噴火の可能性も懸念される。

 雌阿寒岳が噴火警戒レベル「2」になるのは、2018年12月以来7年ぶりだ。