苫小牧山岳会創立70周年に関する記事が11月12日付け北海道新聞苫小牧面に掲載され、同山岳会が昭和41年(1966年)~45年(1970年)に5年間かけて日高山脈全山(芽室岳~楽古岳の120㌔)の取り組みが紹介されていた。
「日高全山」はどこからどこまでという区切りは見解が分かれるところだが、北大山岳部パーティーが昭和31年(1956年)12月16日~翌32年(1957年)1月6日、縦走隊4人をサポート3隊がルート工作や荷揚げでサポートして、戸蔦別岳~トヨニ岳を一つなぎで歩いたことが嚆矢とされる。苫小牧山岳会の取り組みは5年がかりながら主稜線の長さで南北にさらに45㌔も長い。一つのルート開拓期のエポックとして、後続のパーティー、単独行者の取り組みにもリレーされてきた。先人の皆さんの苦闘と歓喜に思いを馳せたい。

